1996年8月 本社移転(さわかみ投資顧問)

本社が個自宅では限界があるため、8月8日に九段下に小さなオフィスを開設。開いたとはいえ、会社には澤上篤人のみ。営業をしないので来客はほとんどない。そこに、澤上篤人宛てに株式投資の本を書かないかという話が舞い込んだ。せっかくなので、多くの人に株式投資における絶妙なタイミングが到来するということを知ってもらおうと、およそ2ヶ月かけて「この3年が日本株の勝負どき」を書き上げた。

9月末から書店に並ぶや予想を超える売れ行きで、たちまち重版。それとともにオフィスの電話が頻繁に鳴り、助言を求める来客が急増。そこで司法試験の準備をしていた女性をアルバイトとして採用。

九段下の本社には、先客に熱く長期投資を語る澤上篤人と、マイペースに専門書を読むアルバイトの女性のみ。営業のカケラも感じられない。その雰囲気に得心がいったのか、助言契約は次々と成立。