1997年9月 金曜勉強会開催(さわかみ投資顧問)

澤上篤人宛てに外部から頻繁にセミナー講師の依頼が舞い込んでおり、そのうち継続的な勉強会を望む声が多くなった。そこで9月から金曜勉強会を開催。助言契約顧客でない参加者がほとんどだが、自由参加の裾野の広がりは嬉しい励み。毎週、狭いオフィスに十数名が押しかけてきた。

秋口には不良債権問題が深刻化。金融機関が相次いで破たんに追い込まれ、株価も大きく売られたまま。まさに、この3年が日本株の勝負どきで、買い仕込みの好機到来である。助言業務は大忙し。

1998年に入ると、金融ビジネスへの新規参入の促進を目的とした日本版ビックバンが政策課題となった。この気運は投信ビジネス進出を目指す我々にとって願ってもないこと。一般生活者の財産づくりのお手伝いの仕事も助言業務では物理的な限界がある。投資家顧客あたりの契約金額が比較的小さい一方、契約数に応じて優秀な助言業務の担当者を揃えなければならない。それが投信ビジネスになれば、顧客口座を管理する人員を増やすだけで済む。我々が得意とする本格的な長期投資・運用であれば、資産額が兆となっても運用者はファンドマネージャー1名で十分。そもそも本格的な長期保有型の投信ファンドを広く世に提供したいが故にさわかみ投資顧問は設立された。投信ビジネスの免許取得までに10年ぐらいはかかると覚悟していたが、それが思いがけず大幅に早められる運びとなってきたのだ。これはありがたい。日本版ビックバンの法案成立をいまかいまかと見守りつつ、認可申請の準備に入った。