1998年11月 増資(さわかみ投資顧問)

投信ビジネスの認可には資本金1億以上が条件。さわかみ投資顧問の資本金3,000万円では申請できず、したがって認可申請の最初の準備として増資を決断。しかし広く出資者を募ることは避けるべきだ。我々は本格的な長期投資・運用で一般生活者の財産づくりをしたい。一般個人の誰もが心底から安心してくれるようなファンドに育てるには、長期投資・運用の哲学はもちろん、経営にもブレることがあってはならない。そのため株主はやたらと増やすものではない。ところが現実はそう甘くなかった。ありとあらゆる資金をかき集めても合計で3,000万円ほど、1億円には 4,000万円足らない。

そこで澤上篤人の海外の友人に4,000万円を5年の期間で貸りたいと相談。即座に快諾の返事を受けたが、海外からの借金は外為法上も税務上もやっかいな書類作成に追われる。その点、出資であれば簡単。その旨を伝えたところ、快くさわかみ投資顧問に出資する特別目的会社をスイスに設立してくれた。11月18日、第1回増資を完了。そして12月、日本版ビックバン法案が成立。投信ビジネスが免許制から認可制へと移行した。即座に行動開始だ。