1999年5月 投信ビジネスの認可取得(さわかみ投信)

5月27日、投資信託委託業者(金融再生委員会第12号)及び投資一任契約に係る業務(金融再生委員会第8号)の認可取得。投信ビジネス参入を前にあらゆる準備のピッチは上がった。地下鉄有楽町線麹町駅を上がった抜群のロケーションである番町フィフスビルに本社移転。6月5日のことだ。合わせて、ファンドの基準価額を計算する投信計理システム、顧客口座管理システムなどを導入設置。ところが投信計理の担当者を見つけるのに苦労させられた。

日本の投信計理は複雑怪奇なものとなっている。その時々で人気の投信商品を次々と設定しては乗り換え営業を専らとしてきた業界。ファンドの粗製濫造のせいで、投信計理はおそろしく広範囲の投資対象をカバーした基準価額の算出を求められる。その専門家ともなると年収2,000万円は当たり前という。我々はさわかみファンド一本、現物投資しかやらない。したがって基準価額の算出も単純。なにが悲しくてあらゆる分野の投資計理に通じた専門家を雇わなくてはならないのか。一方、我々が求める顧客口座管理システムも世に存在しない。投信の直販など誰もやったことがないからだ。

知り合いを要請したりとあちこちあたり、既存システムの代用などでなんとか準備完了。システムアプリケーションの開発費用はそんなに高いのかと眼をむいたが仕方がなかった。