2000年3月 第3回増資と私募債発行(さわかみ投信)

投信ビジネスの認可条件には純資産額が1億円を下まわらないことという条項があるが、2000年3月末決算では純資産が1億円を切る怖れが出てきた。したがって第3回増資を3月15日に実行。資本金は2,400万円増えて1億9,000万円とした。

一息ついたもののお金は湯水のように出ていく。システム開発費やら口座開設資料作成費やら出費はどんどん膨れ上がる。このままでは資金繰りが続かず黒字倒産してしまう。借入金の依頼に金融機関や保証協会などあちこち走りまわったが、金融関係の案件は一切受けてくれない。80年代後半の過剰融資バブルの後遺症で、金融関連ビジネスは徹底的に締めつける政策方向にあったのだ。であればと私募債の発行を決定。小規模私募債であれば証券会社に頼らず手軽に発行できる。いろいろなパターンをシミュレーションしてみたが、要は社債購入者にどれだけ投資妙味を感じてもらえるかだ。

年4%のクーポンと繰上げ時に残額の利金を支払う償還条項をつけ、第1回小規模私募債は2週間を待たず完売。額面500万円の私募債発行で2億4,500万円の資金が集まった。これで当分の運転資金は困らない。そして今後の資金繰りのメドも立った。必要に応じて今後も小規模私募債を発行すればよい。もう銀行の間をかけずりまわることもない。