2001年3月 ファンド仲間10,000人突破(さわかみ投信)

2001年3月、さわかみファンドの口座開設者数が10,000名を突破。前年11月の5,000名からわずか4ヶ月で2倍。すごいスピードでファンド仲間が増えていってくれた。「本格的な長期投資の経済社会における価値と長期運用の凄さ」は時間の経過とともに広く世の認めるところとなるが、その第一波が早くも出現したのだ。

さわかみ投資顧問時代、日本の株価が下落基調だったため一貫して国際優良株とハイテク株の購入を顧客に奨めてきた。それが98年10月を底に国際優良株、IT関連ハイテク株、情報通信分野へと買いの手が一気に広がった。助言の投資家顧客には長期投資の醍醐味を存分に享受してもらえた。しかし、さわかみファンドは株価全般が高くまで買われていた99年8月24日の設定。そんな時に国際優良株やIT関連株の新規買いにノコノコと出ていったら高値づかみさせられる。よほど下がるまでは買わないと決め、一方で重厚長大産業のような、市場から完全に見放されていた株式を安値で好きなだけ拾った。ITバブルで世が沸きかえっていたこともあり「さわかみ投信の運用は古い」といわれたものだ。それが2000年春を境に潮目は一変。いわゆるITバブルの崩壊である。高値追いしていた企業の株価全般が派手に売られはじめ、米国株市場も大崩れ。日本株式市場も売り急ぎの投資家で大混乱。その横でさわかみファンドの基準価額がスルスル上昇。それが世の中の注目を浴びるところとなり、マネー雑誌のみならず新聞その他のマスコミにさわかみファンドが大々的に取り上げられた。

まさに投信ビジネス特有の爆発的な広がりである。助言顧客には98年末からの株価急上昇をたっぷり喜んでもらえた。しかし、さわかみ投資顧問と助言契約していて良かったとお客様方から一般に公表されることはない。それが投信ならば、基準価額の上昇となって新聞紙上で日々公表される。それをマスコミがどんどん報道してくれる。投資・運用哲学がしっかりしており、そこへ成績がついてくれば放っておいても顧客は増えていく。これが投信ビジネスのおもしろいところである。