2002年11月 基準価額、屈辱の7,000円台(さわかみ投信)

小泉政権が不良債権問題を一掃すべく、竹中経済金融担当大臣を中心に金融検査を徹底。その徹底ぶりに景気後退が懸念され、株価全般は大きく売られた。そんな中、さわかみファンドは下値抵抗力の強い値動きを示し続け、他ファンドとの成績は大きく開いた。強い経営基盤をもった企業を厳選してポートフォリオを作成してきた成果。国の政策が迷走し経済全体が停滞しようと、自助意識の強い企業のビジネスはそうそう揺るがない。

さすがに2002年の夏ごろからはやや息切れしてきた。そして11月19日に7,920円、そして12月18日に7,979円と2日だけ基準価額の8,000円割れを味わった。一般生活者の財産づくりをお手伝いするといっているのに、基準価額7,000円台とは恥ずかしい限り。とはいえ、ここが長期投資家の真骨頂を世に示す時。せっかくの安値を徹底的に拾おうとありったけの資金を投入して買いまくった。売るなら売れ、我々が全部買ってやる。

そこでありがたかったのが、投資家顧客から新規あるいは追加のファンド購入資金がどんどん入ってきたこと。いくら応援買いしたくても軍資金がなければなにもできない。さわかみファンドは定期定額購入サービスに加えて、スポットでいつでも好きなだけ買える。月中・月次報告書で資金のある限り買うと書き続けたのに呼応し、顧客から軍資金がどんどん届けられた。まさに「良い運用は良い投資家顧客と」を地で行けたわけだ。