2003年12月 第4~8回増資(さわかみ投信)

さわかみファンドの投資家顧客、つまり新規口座開設数は順調に伸びている。それにつれて資料発送費やシステム開発など諸々の出費が加速的に増加。ファンド純資産200億円超での経営黒字化を予想していたが、なかなか読み通りにはいかない。小規模私募債の発行で運転資金には余裕があるが、それとは別の問題が横たわっていた。

3月末の本決算、そして9月末の中間決算は金融庁に報告しなければならない。決算書を見れば純資産が1億円を割っているのが一目瞭然。つまり投信ビジネスの認可基準に抵触してしまう。マズイ。増資して決算期末の純資産額をギリギリでも構わないから1億円以上に保たなければ。利益剰余金を積み上げたくも赤字会社。増資で資本増強する他に道はない。さわかみ投信は決算の度に小刻みな増資を繰り返すのが恒例行事のようになった。

2001年3月29日に第4回増資、続く年9月22日に第5回増資、2002年3月20日に第6回増資、7月30日には優先株の発行を主体に第7回増資を実行。増資ラッシュの打ち止めとなったのが2003年12月19日に実行した第8回増資。さわかみ投信の資本金は3億2,000万円となっていた。純資産額の1億円ラインを割らないためとはいえ、黒字化までの道のりは長い。