2005年9月 朝日新聞Be掲載(さわかみ投信)

さわかみファンドの成長スピードが突然上がった。9月10日の朝日新聞土曜特集Beの効果だ。さかのぼること4年以上前。日本の預貯金者はリスクに敏感で投資などするはずがない。しかし、さわかみファンドは個人を対象に、それも営業や宣伝をせずに伸びている。本当か?その確認もあって2001年秋ごろから記者や編集委員が我々を訪ねてくるようになっていた。取材を終えた記者は納得できない顔つきで帰る。そうはいってもさわかみファンドは成長を続け、気がついたら投資家顧客数は4万人を超え、ファンド資産額でも1000億円に迫りつつある。その頃には、編集委員や論説委員までもが2~3ヶ月おきに3~4名ずつ来社するようになった。

なかなか理解しない彼らに心意気だけでも実感してもらおうと、時にはケンカ腰に近い議論を繰り広げた。そのうち、記事にしたいと言ってきた。我々は記事など考えておらず、激しい主張の衝突を楽しんでいた。どうせ記事を書かれようにも批判たっぷりのコメントがつくに違いない。まぁご勝手に、だ。

ところが翌週になって、数名の顧客からすごい特集だねと電話をいただいた。購読していない我々は、朝日新聞から郵送されたBeを見て内容をはじめて知った。よかった。とりわけ長期投資の先に広がる世界についての部分がおもしろい。ヴィレッジ計画のことも記事にしてくれた。思わぬ援軍であり、記事のおかげでさわかみファンドの資料請求は爆発的に増加した。記事を担当してくれた松浦さんに感謝だ。