2007年7月 基準価額2万円超え(さわかみ投信)

7月10日、さわかみファンドの基準価額は20245円と最高値をつけた。設定来の成績では複利年率9.6%と、もう一歩で10%台に乗ってくる。

日本株市場が1982年の水準まで大暴落し、長期低迷に喘いでいた2005年はじめまでに目一杯買い仕込んだ。それが功を奏して基準価額は大幅に値上がり、一部には株価が10倍以上になっているものもある。ファンドマネージャーの澤上龍の判断で、実は2005年の中盤頃から静かに売り上がっていた。初めての売り注文では、証券会社から「さわかみさんのところが売りですか?買いの間違いでしょ?」とおもしろい反応も。ともあれ、2007年には現金保有額800億円を超えるほどに。

さわかみファンドが提唱する本格派のファンドでは、暴落相場を断固として買い向う。相場動向がどうの、経済情勢がこうのといった議論はなし。ひたすら企業を応援しようと買い続ける。投資環境が好転して株式市場が大慌ての買い熱狂に包まれだしたら、もはや新たな買いはなし。利益確定の売りと次の買い仕込み局面で投入すべく現金の積み増しに注力する。投資家顧客からの資金流入も高値を買いに行くのではなく、次の買い出動のための資金プールにまわさせてもらう。