2011年12月 株式会社陽気舎をM&A(SCP)

ソーシャルキャピタル・プロダクションの業績は芳しくない。それもそのはず。メインビジネスのインベスターズTVは視聴無料、収益性を考えていない。ただ、インベスターズTVで関係を持った相手先から小さな仕事の依頼は来ていた。予定通りの仕事の進め方だが、経営としては予定外に厳しい状態。

3月に2,000万円の増資をし、何とかもう2年は生きていける状態とした。設立わずか1年で資本金の1,000万円を食いつぶした格好。それ以降も小粒の仕事はいただけるも、全体の経費の方が大きく、出血に歯止めがきかない状況。

そのような折、株式会社陽気舎の継承問題が顕在化、ソーシャルキャピタル・プロダクションがそれを引き継ぐことに。陽気舎とは、さわかみ投信の設立時から文房具調達や書類製作を請け負うオフィス事務用品会社、さわかみ投信他から安定的な収入はあるも経費管理に厳しさがなく、万年のように赤黒の狭間を彷徨う会社。その経営の舵取りをソーシャルキャピタル・プロダクションでやろうと決定。

算盤を弾くと、手持ちキャッシュと負債をぶつけると財務はスッキリとし、あとは日々の経費を落としていけば十分に黒字を確保できることが判明。10月、純資産ベースでのM&Aを決行。陽気舎の株主からその株式を買い取り、ソーシャルキャピタル・プロダクションの完全子会社にすると同時に、その株式を消却して吸収合併。合併後は合算した現預金で負債を返済、コストダウンを図りつつ、インベスターズTVで関係性を築いた会社への事業展開を進めた。なお、陽気舎社長であった鈴木道郎には経営を外れてもらい、ノウハウと知識を提供する相談役として頑張ってもらうことに。

12月、陽気舎部門として狭いオフィスに機器等を入れ込み、社員全員で忘年会を兼ねた決起会を開催。その際、2012年の抱負として売上高3億円、営業利益率5%を掲げた。風呂敷を広げた形となったが、それでも皆で否が応にも盛り上がった。